事業経営でよく耳にする言葉に、「資金繰り」があります。
そこで今回は、資金繰りとは何かについて見ていきましょう。

▼資金繰りの意味とは
資金繰りとは、そもそもどのような意味なのでしょうか。

■資金繰りに含まれる内容とは
「資金繰り」という言葉が示す「資金」とは、企業がすぐに支払いに使えるもののことです。
支払いというと現金が真っ先に思い浮かびますが、事業活動においては現金でやり取りする以外にたくさんの支払い方法があります。

代表的な方法としては、預金口座からの振替です。
企業は普通預金以外にも当座預金や、まとまった資金を短期間預けるのに適した通知預金などを使います。
また、事業資金を調達するための無担保の約束手形「コマーシャル・ペーパー」も支払いに使えるため、資金繰りの手段は多種多様です。

■資金繰りが意味すること
資金繰りとは、収入と支出の状況を管理して収支の過不足を常に把握することを意味します。
企業経営にあたっては仕入れや設備投資といった支出が先行し、その後に利益を得る流れになることが大半です。

そのため、利益を得るまでの間、仕入れに要する費用や人件費の支払いができるよう、資金を把握しておかなければなりません。
利益が上がるようになってからも、企業が持つ資金は常に変動します。
資金繰りとは、企業が経営していくのに欠かせない財務管理というわけですね。

▼まとめ
資金繰りが上手くいかないと、経営そのものが成り立たなくなります。
何が原因で資金繰りに支障をきたすかは分かりませんので、経営者にとって悩みの種でしょう。
当事務所では税理士が税務面だけでなく、経営に関するあらゆるお悩みを承ります。
どうぞお気軽にご相談ください。