会社を成長させるためには、利益目標を決める必要があります。
しかし、正しい利益目標の立て方を知らない経営者は多く、苦労している会社も多いでしょう。
そこで今回は、利益目標の決め方について解説していきます。

▼利益目標の決め方
■利益率
売上総利益高営業利益率を用いることで、利益率の目標を立てることができます。
これは業種や業態に関係なく使えるので、目標を立てる手段としては最適です。
具体的な計算方法は、「(営業利益÷売上総利益)×100=売上総利益高営業利益率」です。
標準水準は10%なので、20%を目標水準に設定します。

■利益金額
利益金額は、前年度と比べて大きくなるように目標を設定しましょう。
たとえば、前年度の利益金額が2,000万円だった場合、今年度は2,500万円に目標を設定するというように、可能な範囲で前年を超える目標を立てるのがポイントです。

■現金水準
利益率や利益金額も大切ですが、現金水準の目標も決めておく必要があります。
なぜなら、会社を成長させるための投資資金も、経営を支えているのも現金だからです。
常に一定の現金が残っていなければ、利益目標を達成しても意味がなくなります。
現金水準の目標は、「〔月商-(減価償却費+営業利益金額)〕×2」で計算することができます。

▼利益目標を明確にするメリット
利益目標を明確にすることで、売上目標を決めやすくなります。
売上目標をなんとなくで設定していると、それが達成できる目標なのかすらわかりません。
そのため、まずは利益目標を明確にして、達成できる売上目標を決めましょう。

▼まとめ
利益目標を決めるには、利益率・利益金額・現金水準の3つの項目から考える必要があります。
利益目標の決め方にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。